王様マインドと奴隷マインド 松島修

ちょっと気になっていた本があったので梅田の紀伊国屋で見ると平積みしていたので
パラパラ見てみると、なーるほど先日の「媚びない」と近い内容で、私とも考えが近そうなので
買ってみることにした。

これからの情報社会を生きていくには、隠すということは最も自分を危険に追いやることだと
私が思っている。仕事でもそうだし、もっと言うと自分の生活でもそうだと思っている。
100パーセント出せと言うわけでもないし、そんな事に興味を持つ人もいないだろう。
しかし、情報を発信する。情報を共有するはインターネットの精神に即しているし
今の時代の本質であると思っている。
だから、隠す人は、時代に遅れていると思ってもいいのではないかと考えている。

さて、話はすぐに脱線するのだけど、この本を一言でまとめると
こういうことだろう。

あなた自体が宇宙に肯定されて生まれてきた存在だ。
だから、何が起ころうとも、人に物に媚びないで生きるろ!
自主自立した人、それを「王様」と呼ぶならば
全てを愛して、他を利する人になりなさいと教えている。

今の世の中はすべてがバレる世の中だ。
誤魔化しなんか通じない。全てが誰からでも見えているのだ。
だからこそ、真っ直ぐな心で愛を持って生きねばならない。

その為には、幸福感に満ちた心を既に持ち合わせた人にならねばならない。
絶対的な幸福感をもって、人に接しないければいけない。
それをわかりやすく名詞にすると「王様」になるというわけだ。
そして、その逆を「奴隷」とわかりやくすイメージ化した。
あくまでも「天使」と「悪魔」ではない、そうすると「正義」が絡んでくるので
王様と奴隷にしたというわけだ。

さて、レバレッジメモだ。
P41「人は何かを所有しているから幸福というわけではなく、むしろ、生活が複雑で面倒になってきます。」
所有すると、複雑化します。
複雑化すると、混乱します。
できるだけシンプルに単純化して、本質を見るべきだと思う。
本質が見えると、課題も流れも見えてくる。
だから、常にシンプルにありたいと思います。

P52「サナギから出ようと長時間もがいてチカラを使うことで、蝶は羽に飛ぶチカラを蓄えます。」
この話は面白い、エースをねらえ!の宗方コーチも同じようなことを言っていた。(笑
より高く飛ぶにはより低く構えろと・・・
低く構えたものしか、高く飛ぶことは出来ない。
それがわかれば若き日の苦労というものは代えがたい価値があるのだと思う。

P135「自信とは、自分の弱さも、そのまま受け入れることです。」
高慢になってはいけない。人間は弱い部分も必ず持っている。
それでいいのだ。それを認めて、その上でそれと共存して生きていかねばならない。
弱さも認めて笑い飛ばせて、本当の自信となるのではないかと思う。

P165「戦いには、正義感や愛だけではなく知恵と戦略・策略が必要です。」
詐欺師が来ても、それに引っかかり続けるのが王様ではない。
それを逆手に取るくらいではなといけない。ということだ。
いくら王様でも全くの馬鹿では駄目だってことだ。

P148「アメリカでは労働者の4割が在宅労働者だそうです。」
これほんまなら、日本も数年でこうなるでしょうね。
こうなるということは、どういうことか?
よくよく考えたほうが良いと思う。

P163「タイガーは(試合中に接戦の相手の)パットが入れと念じたのです。」
相手を貶めて勝とうとしません。相手は関係ないのです。
相手は良いプレーをしたら、それは称えるべきなんです。
それで自分が負けたとしても、問題ないのです。
なぜか? 自分は素晴らしいと自信持っているからです。

自分を肯定していない人は、他人の失敗を期待する。
他人の失敗を期待するから、主語を理解しない阿羅耶識(潜在無意識)は
あなたに失敗という期待通りの答えを実現させるのだ。(笑

P167「王様は愛を原動力に正義を行います。」
つまり、自己都合の正義ではない。
正義ほど危険なものはない。だいたいが自己都合だ。(笑

さて、まとめると
これからの国、これからの人は、他人に媚び、他人にコントロールされる奴隷になってはいけない。
自分で決めて、自分で進み、自分の価値観で生きる王様になるべきだと思う。

王様は周りがどうであろうと、自分を信じている。
だって、そうしないと、国は成り立たないから
間違っていても良いのだ。
全ての皆さんに、自信を持って自分の王国を打ち立てて欲しい。
そうすれば、本当に素晴らしい国ができることだろう。

王様マインドと奴隷マインド
松島修
サンマーク出版


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コメント

“王様マインドと奴隷マインド 松島修” への1件のコメント

  1. yutakarlsonのアバター

    幸せを呼び込むためには「王様マインド」を身につけよう―【私の論評】幸せのお裾わけができれば、人はもっと幸せになれる!!
    こんにちは。最近「王様マインド、奴隷マインド」という書籍が流行ているようで、一時Amazonでも、いずれかの部門で最高位になったようです。これは、ヨーロッパ諸国に伝わるいわゆる「帝王学」がもとになっているのだと思います。この「王様マインド」確かに、自分が身につければ、幸せになれそうです。しかし、自分が身につけるだけでは、そこでおしまいであり、自己で完結するだけです。自分の周りの人にも「王様マインド」がもてるように努力し、実際に自分の身の回りに持てるような人がてでくれば、さらに人は幸せになれるのではないでしょうか?というより、自己完結だけしていては、絶対に幸せにはなれないと思います。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。