GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代

この所は私の興味は同じような場所になる。
インターネットによって、良い行いは拡散し、悪い行いも拡散する。
それが今の社会の新しいルールだ。
このルールを無視した経営者や会社は、もちろん徐々に消えていくだろう。
それをさらに証明する本が現れた。

それが、この本だ。

さて、いつものように一言でまとめよう。

本当の成功とは、自分だけが利益を得る事を実行することではない。
私もあなたもみんなが利益を得る方法をなんとしても考える事だ。

それはもちろん簡単な事じゃない。
これも書いてあったことだけど、相手の気持ちになり自分から負ける事じゃない。
相手の立場にたって、彼に対して有利な事は?彼がしてほし事は?彼の目的は?
それを本質的に考えて、ゼロサムゲームにするんじゃなく。
彼にも利益を、そしてもちろん別の次元の利益になるかもしれないけど、自分にも利益をもたらす方法を考える事だ。

さて、いつものレベレッジメモを書いておく。

P73「利益は、有意義な行為や人間関係に投資した結果として得られるものだ」
人脈とは何かを得ようとして作るものじゃない。人間関係を作るから、そこかから利益が生まれるのだ。
これを勘違いしていると、利益を得ようとする者だけが近づいてくるから
結局はゼロサムになるのだ。

P85「いつ何時、誰が苦境に陥るかわからない。自分の評判を築くことだけでなく。ほかの人に役立つ存在である事が大切なんですよ。」
そう、自分は苦境に陥らないと思っている人がいるが、それは昔の自分を見ているようだ。
誰しもがかならず苦境に陥る。
それで自分が助けてもらえるとは思わずに人を助けよう。
それで助けられなくても良いのだ。
自分が苦しんだ時のことを思うと、私は自分に帰ってこようが帰ってこなかろうが
他の人に同じことで苦しんでほしくない。ただ、それだけのことだ。
その時の悲しさや、その時の苦しさは、もう沢山なんだ。

P106「与える事は、とくにそれが首尾一貫している場合、(・・・・(中略)・・・・)つまり、与える事は感染するのだ。」
組織を変えていくには、伝染させないといけない。だから、まず、独りが、独りでも踏みとどままらねばならないのだ。

P143「自分の貢献を評価する前に、相手がしてくれたことをリストにするだけでよい」
これは夫婦関係に使えるのではないだろうか?
相手がしてくれたことを、リストにすれば夫婦円満な気がします。

P174「人が才能を伸ばすきっかけになるのは、やる気である事がわかった。」
P175「コツコツとした練習が延べ一万時間は必要な事が明らかになった。」

P177「根性を養う一つの秘訣は、目の前の仕事をより興味深く、やる気の出るものにすることだ。」
世界の声が聞こえるまで、目の前の仕事を続けろ。
一万時間やり続けろ。すると世界の声が聞こえて一流になれるだろう。

P253「他者志向になるという事は、受けるより多く与えても、決して自分の利益を見失わず、それを指針に、いつ、どこで、どのように、誰に与えるのかをきめることなのである。」
自分でやりたい事とは自己的な事である。
そして、やるべき事とは、他者志向であるという事だ。
この二つが一致する時!もっとも強力な人になれる。

P381 それぞれのタイプの成功観
テイカー :成功とは人を出し抜く事
マッチャー:成功とは業績を公正につりあわせる先にある事
ギバー  :成功とは他人にプラスの影響を与える事

さて、まとめだ
最後の部分を見れは簡単に分けられるのかもしれない。
あなたの思う成功は?

そして、これはビジネスでは当たり前だけど。相手の気持ちになるのではなく。
相手の立場に立って、物事を見て、相手が喜ぶことをすれば
それが自分の損失につながる事ばかりではないと知るべきだ。
むしろ、自分の利益と相手の利益は違うベクトルにある事が多い。
その点を利用して、顧客も自分もWIN-WINに持ち込めばいい。
これがわかれば、人生は楽しいことだらけ。

そうそう、その簡単な方法をあるちゃんが教えよう!
私の得意な方法だ。(笑
まず、誰かが誰かを陰で褒めていたとしよう。
直接は恥ずかしいので褒められないのだ。
そこで、あるちゃんは、褒められていた人に告げるのだ。
「彼はあなたを素晴らしいと言っていたよ!」ってね?
これで得をするのは誰? 褒めた方と褒められた方の両方ですよね。
でも、私はなんの得にもならない様に思えるけど
私は、それを見て嬉しくなるので、実は得してるんだよね・・・
これで全員WIN WIN これが小さい例だ。こんな感じで繰り返していけば
良いって事なんだよね~~

という事で!「この本はおすすめですよ~~」(笑

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)
アダム・グラント
三笠書房

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