アー・ユー・ハッピー? 矢沢永吉

俺は矢沢永吉のファンというほどでもない。何曲か好きな曲があるだけだ。
でも、なんでだろう。50歳になろうとしている今 急に矢沢の本を読んでみようと思った。
「成り上がり」という本が有名らしいけど、そんな名前の本を読むのは勘弁してほしい。
もう一冊 たまたま本屋に一冊だけ置いてあった「アー・ユー・ハッピー?」という題名を見つけた。
これはよさそうだ。これなら俺でも読めるんじゃないかと思った。

そして、久しぶりにビジネス書以外の本を読んだ。

さて、いつものように一言でまとめると

人生は「粋に生きたいね。」そんなメッセージが詰まっていた。

騙されても腐らない。
何があっても腐らない。
自分に自信をもって、真っ直ぐに生きれば
粋に生きれるんだって、矢沢は言っている気がする。

さて、ビジネス書と同じようにレバレッジメモだけど
私が選んだ部分はここだ。

P33「だから逆に、地獄の底まで苦しみを持っていくような男になっちゃいけない。」

騙されて、憎んで苦しんで、それにこだわって、苦しんで苦しんで
そのまま死んでしまう時まで苦しむような男になっちゃダメなんだ。
騙された?あっそ!じゃ、次に行くからいいやってw
引きずらない。失敗することはあるし、騙されることもある
でも、そんなのは当たり前に起こる事。だから、スッと切り替えて次に行く。
そんな、男になりたい。というか俺はすでに、なっているw
でも、矢沢ほどじゃないかなw

P38「物なんて、・・・・・じょんべんの跡に過ぎない」
ほんと、そう思う。物なんてしょんべんの跡だ。ちょっと下品だけど
判るわ。俺の親父も言っていた。家を引き払う時・・・・
俺は一億円のゴミを貯めていたって。言ってたよ。
いまはボロボロの家に住んでいるけど、ぜんぜん楽しそうなんだ。
きっと、知っているからなんだろうね。

P105「五分と五分になれないような気がした」
そう、大切なのは関係は五分と五分だ。四分と六分でも、三分と七分でもない。
五分と五分だ。これが重要だ。だから、いい関係なんだ。
いつも、五分と五分でありたい。そうでありたい。誰とでもそうだ。
世界中の人と五分と五分!それが俺の願いだ。

P149「オレは矢沢だけど、見なくてもいいよ。あっち向いてていいよ」
ハッピーかどうかなのは自分の問題だ。他人は関係ないって事だ。
自分はハッピーかどうか、大切なのはそうだ。
だから、地獄でも天国でも関係ない。どこでもハッピーになれるんだ。

P179「俺が音楽に費やすのは、一年のうち五,六か月。」
おれは、そこまで行けないけど。まったく仕事を忘れる時も作る。
それでイタリアに行く。真っ青な空を見て。ワイン飲んで、ベロベロニなって寝る。
そんで、真っ青な海で泳いで、またベロベロになって、寝る。
これは幸せ。だから、仕事も楽しい。
これを言い切れる矢沢!さすがだな。

P223「誰の為に生きている。答えは簡単だ。オレは自分の為に生きている。自分が気持ちよくなるために生きる。」
そう、まったくそうだ。他人のためというのも実は自分のためだ。
だから、かっこつけて他人のためとか言わないで、自分のためと言ったらよい。そんで ええやん!

P224「矢沢、横をごらん。お前はサクセスを手に入れたけど、人間というのは、それに伴う気持ちとか、周りを思いやる気持ちが、背中合わせにあるんだよ」
さっきと違うと思ったらだめだ。自分が気持ちよくなるため、自分がハッピーになるには、実は周りもハッピーにならないと駄目なんだ。
だから、それが他人のためとかカッコつけないで、自分のためだと認めて。その上で周りをハッピーにすればいいんだ。
それでいいんだと思う。そしたら、本当のハッピーになれるんだと思うよ。それを書いてるんだ。

P229「オレは自分で決める人生を歩んできた。ぜんぶ自分で決めた。」

そうやね。矢沢が51歳の時に書いたアーユーハッピー?
いま50歳になった俺にもわかる部分や共鳴できる部分が多い。
そんな歳になったって事かな。

だから、俺も思うよ。
アー・ユー・ハッピーを読んで、共鳴できる人生を送れた事は良かったって。

だから、俺もみんなに言えるね。

「アー・ユー・ハッピー?」

アー・ユー・ハッピー? (角川文庫)
矢沢永吉
角川書店


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