ベヴェレッロ港と片足の無いおじさん
土曜日 日曜日 月曜日と博物館や美術館の休館日に配慮しながら、計画を当てはめないといけません。
今後は カプリ島(青の洞窟)・ アマルフィ ・市内観光(博物館や美術館やサイトシーイングバス)・ビスビオ・ポンペイ・エルコラーノなどが観光ポイントだ!
その中で更に雨天も配慮しないといけない。
雨天なら 博物館観光などに当てるしかないからね。
そこで 土曜日はアマルフィに行きたかったが、船の関係からカプリに急遽変更
トラム1番で港まで行き、水中翼船を16ユーロで購入
購入の際には窓口横で、片足を事故で無くしたポパイみたいなおじさんが「金くれ!」と煩いので、他の客は無視して仕方なく金を入れていたが、私はチケットをオーダーと同時に「二!」と笑いながら早めに2ユーロをコップに入れてあげると俺のか顔をまじまじと見て・・・感謝していた。
実は列に並んでいる時から、その人の行動を見ていると面白くって面白くて・・・・
少し前の人からお金もらったら早速タバコを一本友人から買っていた。一本単位でだ!(笑)
その姿を見ていると足が切断されたという苦境の中で純粋に毎日楽しいことをして生きている姿をみた。
私が片足が切断されたら落ち込んでタバコどころではないような気がして。
このおっさんの楽天的な所が大好きになったのだ。
ほんと実は箱ごと買ってあげたかった位だ!
どうも、私のお金の使い方で一番大切なのは「粋」かどうかがもっとも大切なんだ。
だからだめなのかも知れない。
カプリ行き水中翼船にて
さて、いよいよカプリ行きの船に乗り込むのだが、この10時35分発だったかな?の便には日本人ツアー客ご用達の便らしい。ローマなどからバスに乗ってナポリまでやってきて青の洞窟にいくのだろう。私もオプショナルツアーを調べるとちょうどその時間で港で集合となっていた。この人たちはチケットを買う列に並ばなくて良いので楽勝だ!
でも、ツアーじゃなくても楽勝だけど・・・・
船に来て、早速急いで乗った。急がないといい席が無くなるのだ!
ここはイタリア流で並ばない!追い越す!途中入りするなどの攻撃で さっさと船の後ろ甲板のオープンデッキを陣取る!しかし、老婆が乗り込もうとしていたときだけは、さすがにそのおばあさんだけは押されないようにしてあげた。いくらイタリア流でもおばあさんを押しつぶして進むことはしないからね!
さて、出航だ!
周りはなぜか日本人の若者・・・25歳位が4名横に座っていた?
懐かしい?日本語だ。旅行中は日本語を聞くことは少ないのでやけにうれしい。
昨日 ポンペイですられそうになったとか1日2回ポケットに手を入れたれたとか言っていた。
おれは一度も無いんだけどなぁ
そんなこんなで40分もすればカプリ島に到着だ。
本当に9月中旬の朝はイタリアの気候は最高だ!
少し昼になると熱いのだけど、午前中は風が最高!!!!
気持ちよすぎる!!!!
湿度が低いからだろうか?
ほんと、この風だけはブログに書いてもわからないだろうが
何がすごいかって!イタリアで一番すごいのは きっとこの気候・・・「風」なのだと俺は思う。
カプリ島到着!青の洞窟へ
さて、カプリ島に到着!
ツアー客はノルマンディ上陸作戦の勢いでボートに乗りかえて青の洞窟に急いでいる。
つまり、ボート乗り場はコミコミだ!
そんなのあほらしくて並んでられない、港をふらふらして水を買ったり、おみやげ物を見たりしてた。
その内にボート乗り場はガラガラになっていく。そろそろ行くかな?とボート乗り場に行くと既に日本人観光客は帰ってきていた!おいおい早いなぁ・・・
その素早さに感動しつつ
私はチケット売り場で看板を指で示して、どれにのったらいいの?
島一周つき?一周なし?と質問
島一周なししかないようなので、そのチケットを10ユーロで購入
10名乗りくらいの小船で青の洞窟へ向かう
そこにまた日本人観光客が7名くらい乗ってきた。
50歳から60歳の熟年夫婦だ。
わくわくしているのを見ると60歳になっても40歳でも20歳でも結局は一緒なんだなとつくづく思う・・・
楽しそうだ 特に奥様連中は大々的に興奮している。
イタリア旅行に結婚し30年も連れ添い、苦労もあったろう
いまでは子供も大きくなって念願のイタリアに旅行にくることができた。
あなたたちは最高に幸せだわ!
とあるちゃんはつくづく思った。
俺は10年で追い出されたけど・・・(苦笑)
俺のブログは旅行記からすぐに外れるけど
旅行中に感じたことを書いているのでこれでいいのだ!!
このブログは自分へのメモであって他人への旅行記では実はないのだ(笑)!
まいったか!
青の洞窟に突撃!!
小船で青の洞窟の前まで到着
先客様が8艘くらいいる。
これが全部終わるのには1時間はかかるねと
ツアーコンの国籍不明っぽい、170%外国カブレなおばさんが言っている!
何でも知ってそうだ。イタリアにおける日本の妖怪状態かも知れない。
既に船の上で居眠りしている!さすが妖怪は違う!!とひたすら感心するあるちゃんであった。
周りを見ると陸からバスで青の洞窟まで来てる人達も崖についた階段で待っている。
階段の最下段から青の洞窟の入り口まで3メートルも無いのだ。
洞窟に入る用のボートは全部で8隻くらい
ボートの上で立って漕いでいるお兄さんとおじさん
まさにアメンボウのようだ
陸から来た人専門で2隻 ボートから来た人専門で6隻って感じかな?
次々と10名乗りのボートから小さい4名載り位のボートに乗り変えて洞窟に入っていくのだ。
その際に位置口前にあるとまっているボートに入場料4ユーロだったかとボートの漕ぎ手に5ユーロの合計9ユーロ払うのだ!
さて 渋滞するも気合を入れて入場
真っ暗で一瞬見えないけど、恐ろしく本当にブルーな水が入り口の光で見える。
中は真っ暗だ 2周ほどイタリア民謡サンタルチアか帰れソレントだったかな忘れたけど男前なおじさんは歌いながら回ってくれた。
ほんと綺麗だった。
さて、洞窟を出てから船に乗り換える前にチップだ。
既にだいたい用意していたが。1ユーロから10ユーロだろうなと考えていた。
同じ小船に乗ったアングロサクソンなおじさんが10ユーロ先に出していた。
私は5ユーロ出すつもりでずーと前から準備していたのですかさす5ユーロ
私がそんなに出すと思わなかったのだろう、驚いていた。
後から考えると、あの集団にも順位があって
私の乗せたおじさんは順位1位の親分だったのだろう。
一番チップの多そうな人間をチョイスして乗せるようだ。
青の洞窟に入場させる協同組合見たいのがあって
その職位というか順位に基づいて小船から人を乗せて
チップを調節するシステムなのかもと考えた。
若い船頭は一回あたり ほとんどチップはもらってなかった気がする。
親分は15ユーロ 子分は5ユーロ以下だったようだ。
また、わけのわからない考察をしつつも青の洞窟の綺麗なことは忘れられない思い出だ。
もし、生きている間に来る事ができればそれは人生で最高に幸せなことだと思う。
今 44歳になろうとしている。
ほんと人生終わりに向けて進んでいる。
あと50年も俺は生きないだろう。
残り少ない人生の中でどう人生を使うか、真っ暗な闇の中に帰るまでに、もう一度青の洞窟には行ってみたいもんだ!
さて、船はマリーナグランデに向かう!
フニコラーレにのりウンベルト1世広場に向かう
このフニコラーレなぜか込んでいる。
なんなんだろう、だるいなぁとか思いつつ
チケットは少し離れた船のチケット売り場に横にある。
早速1.30ユーロで片道チケットを買い。ウンベルト1世広場に向かう。
フニコラーレからは綺麗なマリーナグランデの景色が見える。
のぼり終わって、駅から出ると素晴らしい景色が、小さな広場でうろうろしながら景色を楽しんでいた。
なんか京都なら比叡山の展望台に来た感じだった。
さて、ここから島の裏側のアウグスト公園への行き方がわかりにくくて困った。
いろいろ歩いた挙句、結局はみんなが歩いていく方向の少し先にあった。
アウグスト公園はホント綺麗!
こんな景色が見えるのだ。
崖の下で船で西洋人は甲羅干ししている。
周りのホテルのプールでもみんなプールサイドでボーっとしている。
日本人はあっちこっちに観光しているけど、日本人の休暇ってのも考え方を変えないといけないかもしれません。
また、このあたりではレモネッチェロ(レモンのお酒)が売っていて、かわいい独特の絵を描いた瓶など
女性なら喜びそうだなぁと思っていた。
私は汚くなったTシャツしかないのでおみやげ物屋さんで10ユーロでカプリTシャツを買った。Tシャツ3枚で今まで活動してたからさすがに汚いよね!
見るところもなくなったので、フニコラーレで港に戻り 帰りの水中翼船のチケットを購入
時間もあるのでピザとビールでいい気持ちだ。
その後、ダラーとして船とトラムを乗り継ぎホテルに帰った。